図1のような画像をPhotoshopにて用意しました。(裏表紙の幅 + 背表紙の幅 + 表表紙が内包された画像)
・ピクセル数:2717×1928
・ドキュメントのサイズ:幅31cm×高さ22cm
※背表紙の幅が曲者で、今回この本はカラー本の背幅として用紙 (カラー): ページ数32 x 0.0596 mm=約1.9mm(31ピクセル相当と判断)を念頭に画像を用意した。
各コンテンツの画像のサンプルが図2。
・ピクセル数:1343×1928
・ドキュメントのサイズ:幅15.32cm×高さ22cm
ここで重要になるのが周りの余白部分。ここには画像、テキストを入れてはいけないとの事。また後述するビューワーでの表示で指摘されるのが図3の、本の内側の点線内(赤色)部分。ここは画像はいいが、テキストが入っていてはいけないとの事。
また、本文が始まる前に「扉」の役割をする「前付」(図4左)ページと、本文終わり後に出版社や出版日などの情報が載っている「後付」(図4右)の役割のページがいる。
今回PhotoshopCS6(図5)でPDFを作成。注意としては、電子書籍版の絵本の出版の時にはKindle Comic Creatorで「見開き」を意識して配置していた各ページだが、今回は1ページづつが単独になっている構成のままにする。保存時の注意としては「複数ページドキュメント」にして、保存。ファイルの名前は連番にしていたほうが思った通りの並びになりやすい。
図6のように設定した。※2021.10月25日時点ではamazon.co.jpではカラー版はプレミアムカラーの一択。プレビューアー上で問題が出なければいよいよ出版!校正版の購入は→(KDP の「本棚」にアクセス>注文するペーパーバックまたはハードカバー本を検索>「ペーパーバックの価格設定」タブ、最下段「Amazon のカートから注文できるこの本の校正刷りを依頼します。」をクリック。)
上記トンネルマン1巻は印刷代だけで475円かかるとの事。(なので校正刷りの価格は475円だった)ロイヤリティやレートを最小に絞っても792円が最低価格となり、色々考慮し、最終2021年時点では「935円(税込み)」ロイヤリティは35円で出版となりました。
表紙には「校正刷り」を示すグレイの帯がついています(左図)。手触りも良く、表紙の材質には安っぽさは感じませんでした。ただ全体としては、やはり書店に並んでいるような「絵本」とは違い、少冊子のような印象でした。絵本の中(右図)は、光沢の紙が使われているようで今回の色鉛筆のようなアナログ塗よりも、デジタルで仕上げたものの方が相性は良さそうな印象を持ちました。